■DJ-キャピタル・ワン7−9月期は赤字、住宅ローン事業閉鎖で多額の特損計上
ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)米クレジットカード大手キャピタル・ワン・ファイナンシャル(NYSE:COF)が19日発表した7−9月期決算は最終損益が前年同期の黒字から赤字に転落した。不振続きの住宅ローン子会社グリーンポイント・モーゲージによる住宅ローン組成事業中止に伴い多額の費用を計上したことが響いた。
7−9月期の純損益は8160万ドルの赤字(前年同期は5億8780万ドルの黒字)、1株損益は21セントの赤字(同1.89ドルの黒字)。今年四半期にはグリーンポイント・モーゲージ事業の閉鎖に伴い8億9800万ドルの特別費用を計上。これを除いた1株利益が2.09ドルだった。
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同社は昨年、米地方銀行の持ち株会社ノース・フォーク・バンコープを132億ドルで買収したことに伴いグリーンポイントを取得した。ノース・フォークがキャピタル・ワンに買収される前に63億ドルで買収したグリーンポイント・ファイナンシャルの子会社がグリーンポイント・モーゲージ。
売上高は37億7000万ドルと前年同期の30億6000万ドルから約23%増加。
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調査会社トムソン・ファイナンシャルが集計したアナリスト予想平均は1株損益が30セント、売上高は41億3000万ドル。
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リチャード・フェアバンク会長兼最高経営責任者(CEO)は声明になかで、売り上げ成長の拡大とコスト削減、力強い株主リターンを目指した効率的投資に引き続き注力している、と述べている。
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7―9月期には公表していた通り約200人の従業員削減を柱とするリストラ計画を断行、それに伴い1940万ドルの税引き前費用を、またグリーンポイント・モーゲージ閉鎖に関連する非継続事業の約8億9800万ドルの損失を計上した。
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米住宅市場が冷え込んだことから住宅金融サービス業界では住宅ローン債務不履行(デフォルト)や差し押さえなどに苦しむ。住宅購入者の多くは、住宅相場が下落するなか、いったんは購入した家を売ることも、また購入時より高い資産価値を確保できないためデフォルトや差し押さえに直面する。その結果、グリーンポイントなどの住宅金融業者はますます自ら組成した住宅担保ローン商品を投資家に販売するのが難しくなった。
キャピタル・ワン株の19日終値は、前日比3.32ドル(5.03%)安の62.68ドル。